䷕賁
賁は飾ることを扱う卦です。
卦辞
賁亨小。利有攸往。
賁は亨ること小なり。往くところあるに利あり。
賁は進みは小さい。行きたいところがあると良い。
爻辞
初九

賁其趾。舍車而徒。
其の趾を賁る。車舍て徒す。
その趾をかざる。車を捨て歩く。
趾を飾るは、毎日の履み行いをかざるといったところでしょうか。
六二

賁其須。
其の須を賁る。
そのヒゲをかざる。
かざる場所が他人に見られる場所に移りました。
九三

賁如濡如。永貞吉。
賁如たり濡如たり。永く貞にして吉。
華やかで、ツヤがある。永く正しくあれば吉。
- 賁如:
- 華やかな様
- 濡如:
- ツヤがある様
六四

賁如皤如。白馬翰如。匪寇婚媾。
賁如たり皤如たり。白馬翰如たり。寇すに匪ず婚媾せん。
華やかか白かに揺れる。白馬が走ってくる。敵対ではなく婚姻を結ぶ。
「白馬翰如」ですから、白に惹かれていると見て良いでしょう。そして、敵対ではなく結ばれよとします。
- 皤如:
- 質素な白。
- 翰如:
- 疾走する。
六五

賁于丘園。束帛戔戔。吝終吉。
丘園に賁る。束帛戔戔たり。吝なれど終には吉。
人里離れた家をかざる。進物の綿の反物は少しだけ。吝ではあるが終わりには吉。
質素な生活をかざるといったところでしょう。
- 丘園:
- 人里離れた家
- 束帛:
- 進物の綿の反物
- 戔戔:
- 少しだけ。
上九

白賁。无咎。
白く賁る。咎なし。
白く飾る。咎はない。
まとめ
爻が進むにつれ、飾る場所と内容が変わっていく卦と読めます。
卦の全体像
上九、白くかざる。
六五、質素な生活をかざる。
六四、華やかと白で揺れる。
九三、華やかにかざる。
六二、ヒゲをかざる。
初九、足元をかざる。
