䷢晋
晋は進むことを扱った卦です。
卦辞
晋康侯用錫馬蕃庶。晝日三接。
晋は康侯用て馬錫わること蕃庶たり。晝日に三たび接わる。
晋は国を良く納めた侯は馬をたくさんもらえる。昼に王との三度の接見できる。
- 康侯:
- 国を良く納めた侯。
- 蕃庶:
- たくさん。
- 晝:
- 昼
爻辞
初六

晉如摧如。貞吉。罔孚、裕无咎。
晉如たり摧如たり。貞にして吉。孚とせらるること罔なれども、裕かなれば咎なし。
進もうとするもくじける。それでも正しくあれば吉。孚とされなかったとしても、心がゆるやかであれば咎はない。
- 摧如:
- くじける
六二

晉如愁如。貞吉。受茲介福、于其王母。
晉如たり愁如たり。貞にして吉。茲の介いなる福、其の王母に受く。
進もうとするも憂える。正しくあれば吉。大きな福を王母から受ける。
「王母」は王に近い立場の者から助けられるといったところでしょう。
六三

眾允。悔亡。
眾允とす。悔い亡ぶ。
周りから認められる。悔いがなくなる。
- 眾:
- 衆・多くの人
- 允:
- まこと・承認する。
九四

晉如碩鼠。貞厲。
晉如たる碩鼠。貞にして厲し。
オオネズミのように進む。正しくても危うい。
- 碩鼠:
- オオネズミ。何でも食べる。欲深の象。
六五

悔亡。失得勿恤。往吉。无不利。
悔い亡ぶ。失得恤うる勿かれ。往けば吉。利あらざるなし。
悔いがなくなる。結果に一喜一憂してはいけない。行けば吉。良くないことはない。
上九

晉其角。維用伐邑、厲吉无咎。貞吝。
其の角に晉む。維れ用て邑を伐てば、厲けれど吉。咎なし。貞にして吝。
其の角で進む。これを用いて邑を伐てば、危ういが吉。咎はない。ただ正しくも吝。
- 其の角:
- 大壮にあります。壮んさの象と見ます。
まとめ
周りから孚とされながら、徐々にすすんでいく姿が示されている卦です。
卦の全体像
上九、其の角で進む。
六五、結果にとらわれず、行けば吉。
九四、オオネズミのように進む。
六三、周りに認められて進む。
六二、上からの助けを受けて進む。
初六、進もうとしてくじける。
