䷕賁

賁は飾ることを扱う卦です。

卦辞

賁亨小。利有攸往。
とおることしょうなり。くところあるにあり。
賁は進みは小さい。行きたいところがあると良い。

爻辞

初九初爻
賁其趾。舍車而徒。
あしかざる。くるまかちす。
その趾をかざる。車を捨て歩く。
趾を飾るは、毎日の履み行いをかざるといったところでしょうか。
六二二爻
賁其須。
ひげかざる。
そのヒゲをかざる。
かざる場所が他人に見られる場所に移りました。
九三三爻
賁如濡如。永貞吉。
賁如ひじょたり濡如じゅじょたり。ながていにしてきち
華やかで、ツヤがある。永く正しくあれば吉。
賁如:
華やかな様
濡如:
ツヤがある様
六四四爻
賁如皤如。白馬翰如。匪寇婚媾。
賁如ひじょたり皤如はじょたり。白馬はくば翰如かんじょたり。あだすにあら婚媾こんこうせん。
華やかか白かに揺れる。白馬が走ってくる。敵対ではなく婚姻を結ぶ。
「白馬翰如」ですから、白に惹かれていると見て良いでしょう。そして、敵対ではなく結ばれよとします。
皤如:
質素な白。
翰如:
疾走する。
六五五爻
賁于丘園。束帛戔戔。吝終吉。
丘園きゅうえんかざる。束帛そくはく戔戔せんせんたり。りんなれどついにはきち
人里離れた家をかざる。進物の綿の反物は少しだけ。吝ではあるが終わりには吉。
質素な生活をかざるといったところでしょう。
丘園:
人里離れた家
束帛:
進物の綿の反物
戔戔:
少しだけ。
上九上爻
白賁。无咎。
しろかざる。とがなし。
白く飾る。咎はない。

まとめ

爻が進むにつれ、飾る場所と内容が変わっていく卦と読めます。

卦の全体像

上九、白くかざる。

六五、質素な生活をかざる。

六四、華やかと白で揺れる。

九三、華やかにかざる。

六二、ヒゲをかざる。

初九、足元をかざる。

互卦:  綜卦:噬嗑  錯卦:

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