䷫姤

姤は遇うことを扱った卦です。

卦辞

姤、女壯。勿用取女。
こうおんなさかんなり。おんなめとるにもちうるかれ。
姤は女が壯ん。女をめとろうとしてはならない。

爻辞

初六初爻
繫于金柅。貞吉。有攸往、見凶。羸豕、孚蹢躅。
金柅きんじつなぐ。ていにしてきちくところあれば、きょうる。羸豕るいしまことにして蹢躅てきちょくたり。
金柅に繋ぐ。正しくあれば吉。進んでいけば凶を見る。痩せた豚が孚からぴょんぴょんと跳ね回る。
痩せた豚は初六に姤おうとするとも読めます。
金柅:
車の止め木。本来は木。金なのは、それだけ強くとどめることと読めます
九二二爻
包有魚。无咎。不利賓。
つつみうおあり。とがなし。ひんあるにあらず。
包に魚がある。咎はない。来客があると良くない。
包にある魚は初六と読めます。他のと合わせないようにする、といったところでしょうか。
九三三爻
臀无膚。其行次且。厲、无大咎。
しりはだえなし。くところ次且ししょたり。あやうけれども、おおいなるとがなし。
尻に皮がなく落ち着かない。進もうにもギクシャクとする。危ういが、大きな咎はない。
「臀に膚なし…」は夬・九三にもあります。
臀に膚なし:
尻の皮がない。落ち着かない。
次且:
ギクシャクとする。
九四四爻
包无魚。起凶。
つつみうおなし。てばきょう
包に魚がいない。起てば凶。
九五五爻
以杞包瓜。含章、有隕自天。
もっうりつつむ。しょうふくめば、てんよりつるあり。
杞で瓜を包む。章を見せないようにすれば、天より隕ちてくるものがある。
杞:
カワヤナギの枝で編んだ籠。
瓜と章:
章はもようやしるし。瓜も章も、初六に姤おうとする心とも読めます。
上九上爻
姤其角。吝、无咎。
つのう。りんなれど、とがなし。
其の角で姤おうとする。吝だが咎はない。
姤おうにも姤える位置にいない、といったところでしょう。
其の角:
大壮にある壮さの象と見ます。

まとめ

初六に、他のが向かいます。初六がとどまらなければ大変なことになりそうです。卦辞には「女が壯ん」とありますが、男が女に壯んになっているとも読める卦です。

卦の全体像

上九、其の角で姤おうとする。

九五、瓜を杞で包み、章を含めば天より落ちてくる

九四、包に魚がいない。動けば凶。

九三、落ち着かずギクシャク。

九二、包に魚がいる。客に会わない。

初六、とどまれば吉。進めば凶。

互卦:  綜卦:  錯卦:

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